関西の議論

仁義なき〝パクリ商法〟? 「鳥貴族」の次は「丸源ラーメン」が標的 今も昔も飲食業界「模倣は文化」

「肉そば」もトラブル

 激しい法廷闘争が繰り広げられる中、秀インターワンには新たなトラブルも生じている。全国に100店舗以上を展開する人気ラーメンチェーン「丸源ラーメン」の看板メニューや外観とよく似たラーメン店を出店したとして、チェーンを運営する「物語コーポレーション」(愛知県豊橋市)が5月14日、秀インターワンに営業の差し止めなどを求める仮処分を大阪地裁に申し立てたのだ。

 問題となっている店は、兵庫県西宮市の阪神電鉄西宮駅から南に約500メートルの幹線道路沿いにある「にく次郎西宮店」。物語コーポレーション側は申立書で、丸源ラーメンの代名詞である「熟成醤油(しょうゆ)肉そば」と全く同じ名前のメニューがあるほか、店の外観や店員の服装が酷似していると指摘。丸源ラーメンと混同した客を意図的に呼び込もうとしていると訴えている。

 加えてネット上では、秀インターワンが以前、学校の教室をモチーフにした人気の居酒屋チェーンとそっくりの居酒屋を京都市内に出店していたとする告発記事も出ている。

違法立証に難しさ

 このような秀インターワンのビジネスモデルについては、消費者から「さすがにアウト」といった声も上がるが、法律家の見方はいささか異なる。知的財産訴訟に詳しい堀田裕二弁護士(大阪弁護士会)は、鳥貴族と鳥二郎の対決について「これまでの判例を考えれば鳥貴族にとって決して簡単な訴訟ではない」と指摘する。

 不正競争防止法は、「需要者(例えば消費者や事業者)の間で広く認識されているものと同一・類似の商品等表示を使用し、他人の商品または営業と混同を生じさせる行為」を禁じている。

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