暮らしやまちづくりはどうなる? 規制緩和策の身近なポイント

規制改革会議で、安倍晋三首相に提言書を手渡した議長の岡素之氏(中央左)=16日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)
規制改革会議で、安倍晋三首相に提言書を手渡した議長の岡素之氏(中央左)=16日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)

 政府の規制改革会議が16日まとめた約180項目もの規制緩和策は、今月末に決まる新成長戦略の重要部分を占めるものとなる。私たちの暮らしやまちづくりにどのような影響を与えるのか。身近なポイントを解説した。

 【パーマも顔そりも同じ店舗で】

 理容師は女性に対するパーマを行えず、美容師はひげそりなどのためのカミソリの使用や男性に対するカットのみのサービスを行ってはならないという制約がある。理容師と美容師は原則として同じ店舗で働くことができない。

 理容と美容の兼業禁止の規制が緩和されれば、すべての従業員が理容師と美容師の両方の資格を取得した場合、兼業店舗が認められる。

 両方のサービスを一緒に受けることができるようになれば、髪形を気にしたい男性も顔そりをしてほしい女性も同時に利用できる店舗が登場する。

 理容師と美容師の2つの資格を取得する際にはそれぞれ2年間の学習が必要だが、取得年数の短縮化も検討する。

 【旅客と貨物輸送が併用しやすく】

 現行制度では制限されている旅客運送と貨物運送の併用について、柔軟に対応できるよう新制度の設立に向けた検討が明記された。過疎地などで貴重な住民の足となっている、自家用車の有償送迎サービスの利便性が向上するとみられる。