播州地方の初夏の風物詩「姫路ゆかたまつり」(22~24日)を前に、姫路署などは警戒体制を強化し、12日、姫路市の魚町地区などでキャバクラなどの飲食店への立ち入り調査や違法な客引きに対する注意などを実施した。
ゆかたまつりの開催に加え、今年3月に平成の大修理を終えた姫路城のグランドオープン後、初めての夏を迎えることなどから、同市に観光客が増加することが見込まれる。訪れた観光客に安心して夜の街を楽しんでもらおうと立ち入り調査などを行った。
この日は、同市魚町、塩町地区など歓楽街を中心に署員ら約20人が警戒にあたった。キャバクラなど飲食店では、営業許可証や従業員名簿のチェックなどをして風営法に基づく健全な営業がされているかを確認。街頭では、客につきまとって店に誘うなどの違法な行為をする客引きに口頭で注意するなどした。
姫路署生活安全2課の川原敬一課長は「ぼったくりや違法客引きは全国的にも問題になっている。姫路を訪れる観光客らがトラブルに巻き込まれないよう、ルールを守った営業がされているか、今後も厳しい目でチェックしたい」と話した。