韓国MERS感染

情報公開遅れ、WHOが指摘 合同調査団「流行は大規模、感染者増も」

 【ソウル=名村隆寛】韓国での中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染の実態調査を進めていた世界保健機関(WHO)と韓国の合同調査団は13日、調査結果を発表、「韓国での流行は大規模で感染者が今後も増える可能性がある」と指摘した。

 調査団は韓国の防疫措置について「ある程度効果をあげているが、感染の終息には時間がかかる」と見通しを示した。一方で、韓国でのウイルスについて「変異していないことを分析を通し確認した」とし、「地域社会への拡散の証拠はない」と明らかにした。

 また、初期段階での情報公開の遅れが感染拡散原因のひとつと指摘、韓国政府にクギを刺した。

 一方、韓国保健福祉省は13日、MERSコロナウイルスへの感染者が新たに12人確認されたと発表した。このうち70歳の男性が、最初の患者から2人を介した4次感染者だったことが初めて確認された。韓国での感染者は死者14人を含む計138人となった。

 4次感染した男性は救急車の運転手で、院内感染した患者を搬送していた。また、12日から13日未明にかけて死亡した3人はいずれも60~70代の高齢者だった。医療機関や自宅での隔離対象者は3600人以上となっている。

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