デビュー

「変わったのは名前だけやない」 大阪市から独立、日本の吹奏楽牽引 脱サラの事務局長・前田恭二さん(下) 

【デビュー】「変わったのは名前だけやない」 大阪市から独立、日本の吹奏楽牽引 脱サラの事務局長・前田恭二さん(下) 
【デビュー】「変わったのは名前だけやない」 大阪市から独立、日本の吹奏楽牽引 脱サラの事務局長・前田恭二さん(下) 
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 民間企業の社員から転身し、一般社団法人大阪市音楽団の事務局長として、「オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ」の運営に携わる前田恭二さん(41)。平成29年度には大阪市の助成は無くなり、真の独り立ちの時を迎える。収益を増やすための組織づくりに向けて多忙な毎日を過ごしている。

 --3月に名称を変更し、大阪市音楽団が生まれ変わった印象があります

 本来なら民営化した昨年4月に「生まれ変わります」と観客の皆さんに宣言したかったんです。でも、公務員からいきなり環境が激変した楽団員は心の準備もできていなかった。変わることへの拒否感もあったと思う。

 昨年の民営化直後はマスコミも騒いでくれたけど、半年もたたないうちに話題に上らなくなった。公演依頼は増えていましたが、定期演奏会など、やっていることはあまり変わらない。こんなことでは自立は絶対無理だと思ったんです。

 この1年でわれわれの間でも多くの支援者の助言をいただきながら、楽団が変われる何かを作っていこうということになりました。

 《2月4日の昨年度最後の定期演奏会で、前田さんが壇上に立ち、市音の刷新を宣言。3月16日には楽団名称も「オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ」へと変更した》

 --その後、観客数は増えているそうですね

 以前は客席の埋まり具合は6~7割程度でしたが、今は常時8割近くに。新しいファンは増えていると思います。「大変やから応援しよう」という人が多いけど、われわれとしては新しく変わったからぜひ聴きに来てという感じにしたい。

 --大きな転換点を迎え今後の活動は

 企業とのタイアップを増やしていきたいですね。4月には0歳の子供から楽しめる家族向けの「ファミリーコンサート」で、アウトドアメーカーのロゴスとのタイアップを行いました。