小児用補助人工心臓承認へ 移植待つ子供たちの命綱

 移植ネットにも移植登録をしているが、拘束型心筋症では、補助人工心臓の効果が十分得られないケースが多い。肺高血圧症も合併し、長期の待機は難しいため早期の移植が必要だが、これまでに6歳未満の心臓提供は2例しかない。

 父、輝宏さん(38)は「国内で治療を続けたいが、娘の容体は厳しく時間がない。娘を救うためには渡航移植しかない。多くの方の支援をお願いしたい」と苦しい胸の内を語る。

 佳代ちゃんが入院する東京女子医大病院循環器小児科の朴仁三(ひとみ)診療部長は「佳代ちゃんのような患者を国内で救うには臓器提供者の増加が必要だ。そのためには移植医療に対する社会の意識改革や理解が深まらなければ」と指摘。小野教授は「心臓移植を受けた子供が元気に生活している姿を、多くの方々に知ってもらいたい」と話している。

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