日本で発生したら…韓国で感染拡大「MERS」 症状出たら保健所へ連絡を

 中東のヒトコブラクダが感染源となった動物の一つとされるが、どのように動物から人に感染したのかはよく分かっていない。感染者は中東地域のほか、韓国、米国、仏、独、英など計25カ国で確認されている。

 韓国の最初の患者は、中東で感染した可能性が高い。韓国ではこの患者の家族や受診した病院の医療スタッフ、入院患者らに感染が広がり、初期対応の遅れなどが指摘されている。

 日本への侵入も心配されるが、感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「MERSはかなりの濃厚接触がないと人から人へ感染しないとみられている。季節性のインフルエンザのような広がり方をするわけではないので、むやみに恐れる必要はない」と指摘する。

 ◆水際対策を強化

 一方、厚労省は海外で患者が増え始めた昨年5月から対策に乗り出している。中東地域からの帰国者で重い呼吸器症状などのある人については、厚労省に情報提供するよう自治体に通知。今年1月には感染症法を改正し、MERSを「2類感染症」に指定して、感染者の強制入院や就業制限が行えるようにしている。

会員限定記事会員サービス詳細