魚のヌメヌメ感や川面の揺らぎは応挙超え…井浦新さんが鑑賞 「昔も今も、こんぴらさん。」展

「昔も今も、こんぴらさん。」展を訪れた井浦新さん=大阪市阿倍野区
「昔も今も、こんぴらさん。」展を訪れた井浦新さん=大阪市阿倍野区

 あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)で開催中の特別展「昔も今も、こんぴらさん。~金刀比羅宮のたからもの~」で音声ガイドを務める俳優の井浦新さんが10日、同館を訪れ、江戸時代の画家、円山応挙の襖絵などの展示作品を鑑賞した。

 同展では、金刀比羅宮(香川県琴平町)から特別に出陳された作品の数々を紹介。江戸時代の画家、伊藤若冲や明治時代の「洋画」の創始者、高橋由一の作品群、江戸時代の狩野探幽、尚信、安信の3兄弟共作の「三十六歌仙額」など、著名な画家の作品約120点を展示している。

 NHK「日曜美術館」の司会を務め、金刀比羅宮を何度も訪れているという井浦さんは「描かれた着物の柄まで分かる距離で鑑賞できる。関西の人にはすばらしいチャンス」と魅力を語った。

 また、応挙の襖絵「遊虎図」では「応挙の筆づかいや、墨の使い分けで虎の毛並みを表現しているところまで見える」と指摘。応挙の弟子、長沢蘆雪の「鯉魚図」については、「魚のヌメヌメ感や川面の揺らぎなど、墨だけで表現する技量は唯一応挙を超えている」と絶賛していた。

 同展は7月12日まで開かれている。