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堺出身の茶人・千利休と歌人・与謝野晶子を顕彰する文化観光拠点として3月20日に開館した「さかい利晶(りしょう)の杜」(堺市堺区宿院町西)の総入館者数が、自由に出入りできる入り口3カ所の人感センサーでカウントされていることが、10日の堺市議会一般質問で明らかになった。
同施設は年間入館目標を20万人と設定しているが、オープンから約1カ月半で10万人に到達するなど、想定を上回るペースで数字が伸びている。市は総入館者数について「(同じ人が同じ日に繰り返し出入りする)ダブルカウントを排除できない」と認めており、信頼を揺るがす事態となっている。
さかい利晶の杜は1階に「千利休茶の湯館」、2階に「与謝野晶子記念館」などの有料ゾーンがあり、1階のカウンターで発券を行っている。