トルコ総選挙

トルコ与党、過半数割れ クルド系躍進、エルドアン大統領に打撃

 【イスタンブール=大内清】トルコの国会(定数550)議員選は8日未明、開票が進み、現地メディアによると開票率約97%でイスラム系与党・公正発展党(AKP)の得票率は約41%にとどまり、過半数割れが確実となった。AKPが過半数割れとなるのは2002年に政権を取って以降、初めて。憲法改正で大統領権限の強化を目指していたAKP出身のエルドアン大統領にとっては大きな打撃となる。

 トルコ紙ザマン(電子版)の開票速報によると、AKPは得票率が約5割だった前回選(2011年)より約70議席少ない257議席前後となった。第1党の座は確保したものの、政権維持には他党との連立が必要となり、03年から最高権力の座にあるエルドアン氏が主張する、議員内閣制から大統領中心制への移行に向けた改憲は難しい状況となった。

会員限定記事会員サービス詳細