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ヤクルト村上が56号本塁打 日本人最多

広角レンズ

街の書店、磨く仕入れ力 利益率向上へ「買い切り」も

 日本の書籍流通の要にあるのが問屋である取次。新刊書の多くは、取次が書店規模や立地などのデータに基づいて個々の店に卸す数を決めている。このため書店側の仕入れ労力は軽減されるが、各店の棚が似通ってしまう現象も生じる。人気書籍については、中小の書店が仕入れたいと思っても希望通りに配本されないケースもある。

 こうした「委託販売」形式では、売れ残れば返品できるが、書店の取り分は1000円の本を売っても200円程度とわずかだ。出版市場が縮む中、低利益体質が書店経営のネックになっているのは間違いない。

 ●出版社側も動き

 この低利益率を改善する手段の一つが、返品なしで書店に直接販売する「責任販売(買い切り)」だ。

 出版社のミシマ社(東京都)は5月、「コーヒーと一冊」という買い切り軽装本シリーズを創刊した。第1弾として食コミックエッセー『佐藤ジュンコのひとり飯な日々』など3冊を刊行。書店側は在庫リスクを負う代わりに、通常の倍の利益が入る仕組みだ。

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