【広角レンズ】街の書店、磨く仕入れ力 利益率向上へ「買い切り」も(1/4ページ) - 産経ニュース

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広角レンズ

街の書店、磨く仕入れ力 利益率向上へ「買い切り」も

昨年10月に行われた「第5回書店大商談会」。多くの出版社がブースを連ね、来場した書店関係者に売り込む(出版文化産業振興財団提供)
昨年10月に行われた「第5回書店大商談会」。多くの出版社がブースを連ね、来場した書店関係者に売り込む(出版文化産業振興財団提供)

 卸問屋である取次会社に本の仕入れを任せ、不良在庫は返品可能な代わりに利益も乏しい…。そんなイメージだった街の書店に、変化の兆しが生じている。書店独自の判断による仕入れを拡大することで、利益率の改善を模索する試みも出ている。(磨井慎吾)

 ●「大商談会」盛況

 200以上の出版社が東京都内の大型イベントホールにブースを連ね、来場した書店関係者に自社の一押し本を売り込む…。出版社と書店を直接つなぐ年1回開催の書籍見本市「書店大商談会」は、今年10月で6回目を迎える。

 事務局を務める出版文化産業振興財団によると、昨年10月の第5回には233社が出展し、936人の書店関係者が来場。商談成立額は1億円を超えた。平成22年に開かれた第1回は出展80社、書店関係者約260人で、出版不況にもかかわらず毎年規模を拡大。23年からは大阪市で関西圏の書店を対象にした「BOOK EXPO」が、昨年から札幌市で「北海道書店大商談会」が開かれるなど、首都圏以外でも同様のイベントが広がり、注目を集めている。