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けん玉が世界的なブームになるなか、「けん玉演歌歌手」の三山ひろしさん(34)に注目が集まっている。もともとはコンサートの余興として始めたが、気がつけば日本けん玉協会認定2段の腕前に。ステージでは歌いながらけん玉を披露することもあり、「けん玉道は演歌道に通じるものがあります」と豪語した。
三山さんがけん玉に触れるようになったのは2年前。「ファンのみなさんと楽しめるコーナーを考えた」のがきっかけだった。当初はファンと一緒にけん玉をするつもりだったが、いつしか自分で検定を受けることに。わずか約2週間半の練習で、10級から初級を飛び越して一気に準初段を獲得してしまった。
「このまま極めれば、有段者になれるんじゃないか」
気がつけばすっかりけん玉に夢中になっていた。現在は2段を取得し、「今年中には3段を取りたい」と意気込む。
「一つ技を覚えたら、新しい技がやりたくなる。壁を乗り越えて殻を破ったときの爽快感は格別です。そういう意味では、けん玉道と演歌道はよく似ています」
三山さんは自然豊かな高知県南国市出身。祖父から「おもちゃは自分で作るもの」と教えられ、近所の山から竹を採取しては竹とんぼや竹馬などを作っていたという。
「日本クラウン創立45周年新人オーディション決勝大会」で準グランプリを獲得したのを機に、平成21年6月にリリースしたデビュー曲『人恋酒場』は10万枚を突破するヒット曲となった。今年2月には新曲『お岩木山』をリリース。初めてのご当地ソングで、こちらもロングヒットとなっている。また、5月には昭和の名曲をカバーしたアルバム『歌い継ぐ!昭和の流行歌(はやりうた)VI』をリリース。