洛陽工高の跡地に普通科系高創設 京都市教委が方針、33年4月開校へ

 平成28年4月の京都市立京都工学院高(伏見区)の開校に伴い、29年度から活用が可能になる洛陽工高(南区)の跡地について京都市教委は4日、塔南高(南区)を洛陽工高跡地に移転したうえで再編する方針を固めた。移転再編の方針については「新しい普通科系高校の創設に関する基本方針」としてまとめた。33年4月の開校を目指す。

 基本方針では、洛陽工の跡地に塔南高を移転・再編し、生徒をはぐくんできた教育風土を引き継いだ上で、新しい普通科系高校を創設する-などとしている。早ければ33年4月の開校を目指し、準備を進めていくという。

 今後、塔南高の教職員や市教委などで構成するプロジェクトチームをつくり構想を具体化する一方、地域住民や関係者からの意見も聞いたうえで、市民意見の募集を経て、今年度中に「まとめ」を作成する予定。跡地については、29年度から新校舎の建設などに着手する。

 現在の塔南高は、最寄り駅のJR西大路駅から徒歩で20分以上のところにあるうえ、最寄りのバス停のバスの運行本数も少なく、利便性に課題があるとされていた。

 また、昭和38年に建設された校舎も耐震補強が必要と指摘されており、近い将来に建て替えが必要となっていた。生徒1人当たりの校舎面積も市立高9校のうちで最も狭い。

 一方、洛陽工跡地は駅から徒歩5分と利便性が高く、洛陽工の同窓会からも市教委に対し、跡地を学校施設として活用するよう求める要望が寄せられていたという。

 市教委に対しては、塔南高の同窓会やPTAなどから、洛陽工の跡地への移転を求める要望があったという。

 塔南高は昭和38年、当時の洛陽高と伏見高の普通科生徒と新入生を受け入れるため開校。平成27年度の生徒数は754人。次代の教育を担う人材を育成することを目指す教員養成専門学科「教育みらい科」が19年4月に全国で初めて設置された。

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