自衛官の昨年度の自殺者数は66人 過去12年で最小だが…

 政府は5日の閣議で、平成26年度の自衛官の自殺者数が66人となり、15年度からの過去12年間で最少となったとする答弁書を閣議決定した。最も多かった16年度の94人からは28人減少した。防衛省内局の「背広組」を含む自衛隊員全体でも最少の69人だった。

 陸海空別では、陸上自衛官が43人で過去12年間で最少、海上自衛官は12人で3番目、航空自衛官は11人で2番目に少なかった。事務官の自殺者は3人だった。

 年齢別では「50~54歳」が13人で最多、「55~59歳」が0人で最小だった。「20~24歳」は6人で前年度の12人から半減、「40~44歳」は前年度比10人減の8人だった。原因別では「不明」が32人で前年度から12人増えた一方、「精神疾患」が22人で前年度比14人減となった。

 防衛省関係者は「10年ほど前からメンタルヘルス教育の強化や各駐屯地へのカウンセラーの配置などを推進している。その成果が少しずつ現れているのではないか」と指摘した。ただ、自衛官10万人当たりの自殺者数が29人だったのに対し国民全体では23人で、自衛官の自殺率が高い傾向は維持された。