秋田県の堀井啓一副知事は4日、ソウル着の大韓航空機で韓国入りした。利用客が低迷している秋田-ソウル便の路線維持を大韓航空に要請する。県は副知事訪韓を出発約3時間前の同日午前10時半に発表した。
秋田-ソウル便は週3往復。県は韓国への修学旅行に補助金を出すなど路線維持策を行ってきたが、昨年は円安や旅客船沈没事故などを受けて修学旅行先が国内に変更されたことなどで利用が激減。7月26日から10月25日まで運航を休止した。
県観光振興課によると、堀井副知事は5日にソウルの大韓航空本社を訪れ、宋明翼(ソン・ミョンイグ)常務(旅客路線営業担当)らと会談し、県の利用促進の取り組み状況を説明し、継続的な運航を要請する。