町村信孝前議長 国憂う最期の肉声 省庁縄張り争いに「ダメ」出し 対外情報機関創設へ執念

町村信孝氏
町村信孝氏

 町村信孝前衆院議長が1日午後、脳梗塞のため東京都内の病院で死去した。外相や官房長官を歴任し、対外情報機関の創設に意欲を燃やした町村氏は、議長辞任前の今年2月26日に行われた産経新聞のインタビューでもインテリジェンス(諜報)問題について熱く語っていた。日本を憂え続けた町村氏の最期の肉声を再掲する。

 これから話すことは、長年インテリジェンス(諜報)の問題に関与してきた一議員としての意見です。衆院議長として、あれこれ「やらねばならぬ」などとはあえて言いません。

 私が対外情報機関の必要性を強く意識したのは、2001(平成13)年の9月11日に発生した米中枢同時テロでした。

 9・11で日本人も亡くなっている。私の知人の息子さんもあそこで亡くなりました。当時は自民党幹事長代理だったんですが、外国の問題ではなく、日本国の問題であるという認識を持ったんです。

 幹事長に提案し、インテリジェンス(諜報)のプロジェクトチーム(PT)を作りました。

会員限定記事会員サービス詳細