岩手県北自動車とヤマト、本格貨客混載バス運行 国内初

 岩手県北自動車(通称・岩手県北バス)とヤマト運輸は3日、路線バスに宅配便の荷物を載せた「貨客混載便」の運行を盛岡-宮古間(95キロ)で始めた。同様のサービスは以前からあるが、荷室を備えた専用車両での運行は国内で初めてという。

 ヤマト運輸は岩手県交通と平成5年から、北上市と西和賀町の間で、通常の路線バスを使って宅配便を運んできた。岩手県北自動車は過疎化と高齢化による利用客減で中山間地のバス路線維持が、ヤマト運輸は長距離トラックのドライバー不足で物流網の維持がそれぞれの課題となっており、今回の運行は、両社の思いが一致した形だ。

 貨客混載便「ヒトものバス」は1日1便を運行。従来の車両に比べて座席を45席から32席に減らし、車体後部に荷室を備えた。

 JR盛岡駅前で開かれた出発式では、関係者がテープカットで祝った。岩手県北自動車の松本順社長は「他の路線にも貨客混載バスを広げたい」、ヤマト運輸の長尾裕社長は「今後もこういう活動を通じて地域貢献をしていきたい」と、それぞれ抱負を語った。

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