水族館イルカ問題

「WAZAの騙し討ちだ!」 大分マリーンパレス水族館うみたまごの田中平館長、JAZA脱退も視野 「このままでは水族館からイルカがいなくなる」

 世界からの圧力に屈するような形で日本伝統の追い込み漁によるイルカ入手をやめる苦渋の決断に踏み切った日本動物園水族館協会(JAZA)。ただ、加盟水族館の中には、見通せないイルカ入手の先行きや伝統文化の否定に不満がくすぶる。決断は何をもたらすのか。JAZAの決定に不安を募らせる「大分マリーンパレス水族館うみたまご」の田中平館長に尋ねた。

 《世界動物園水族館協会(WAZA)は和歌山県太地町で行われている追い込み漁について「残虐だ」と横やりを入れ、4月21日付でJAZAの会員資格を停止。1カ月以内に改善しなければ、除名処分にすると一方的に通告してきた。これまでJAZAはWAZAの求めに応じるような形で漁の仕方を変更するなど一定の譲歩をしていた》

 「WAZAには繰り返し追い込み漁の何がダメなのかの説明を求めていたが回答はなかった。(通告は)だまし討ちのようなやり方で弱いものいじめをされたと感じている。追い込み漁はイルカを傷つけず捕獲できるなど、極めて合理的で安全な方法だ」

 《ただ、JAZAは全会員への投票結果などを踏まえ、WAZA残留を決定、通告に従い、追い込み漁をやめる選択をした》

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