主張

フリースクール まず学校をしっかりせよ

 「学校に行かない」という子が増えないか。そう心配する。

 超党派の議員連盟が不登校の子供たちが通うフリースクールなど学校以外の教育機会を義務教育として認める法案の提出を検討している。

 多様な学びの機会を尊重することはいい。だが学力のほか、ルールを守り社会性を身につける学校教育の意義を十分に踏まえ、慎重に議論してもらいたい。まず、学校を良くする施策こそ優先すべきだ。

 学校教育法で義務教育の場である学校は、小、中学校と中等教育学校、特別支援学校と定められている。超党派議連が提出を検討している「多様な教育機会確保法(仮称)」案は、保護者が作成した学習計画を市町村教育委員会が認めれば、フリースクールや家庭での学習などを義務教育の場とみなし、就学義務を果たしたとするものだ。教育機会多様化の一環として、文部科学省も有識者会議を設け、フリースクールを公的にどう位置づけ、支援するか、検討を進めている。

 フリースクールは全国に400~500あるといわれ、NPO法人(特定非営利活動法人)が運営するものや、個人の家庭で受け入れるものなどさまざまだ。