国際味覚審査機構が栃木産完熟イチゴに「2つ星」 宇大が輸送技術開発

 宇都宮大学(宇都宮市、石田朋靖学長)は2日、県庁で記者会見し、完熟イチゴの品質維持輸送技術の開発により、ブリュッセルで開かれた国際味覚審査機構(iTQi)の認証審査で県産完熟イチゴが優秀味覚賞(2つ星)を受賞したと発表した。

 日本の青果物の受賞は初めてといい、同大は「出品した県産完熟イチゴは、外観が美しく、食感がすばらしいと高く評価された」としている。

 石田学長らによると、宇大は大学の出資会社「工農技術研究所」と共同で、大型のイチゴを完熟状態で、品質を維持したまま傷を付けずに輸送できる包装容器「フレシェル(Freshell)」を開発。イチゴが容器に接触しないようにして、イチゴの外観と品質を保持する。

 イチゴのシーズン終わりがけにもかかわらず、4月20日に県内の農家で採取した完熟イチゴをフレシェルでベルギーに空輸。26、27日にiTQiの品質、官能評価試験があり、審査で受賞した。

 石田学長は「県産農産物が海外で高く評価され、喜ばしく思う」と話し、さらなる高評価を目指し、今後も出品を続ける予定だ。

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