向き合う力

文美月(8)過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる

就活は、人生の棚卸し

 さて、そうこうしているうちに私自身も就職活動(就活)をどうするかを考えるようになりました。就活をせずに資格をとって専門職の道を歩むと決めていましたが、友人が始めた就活に興味がなかったわけではありません。就活には、自己分析が必要です。いままでの人生の棚卸しができるので、ある意味いい経験です。

 「何かを一つ長く続けている人は、忍耐力や持久力があるので就職に有利らしい」と友人から聞き、「それなら私にも自己アピールの欄に書くネタがある。バスケットボールを10歳から12年続けてきたし、目標を持ってダブルスクールをしている」

 父から「簡単にいくと思うな」とクギを刺されていたにもかかわらず、私の中にこんな気持ちが沸々と湧いてきました。

 「新卒は一生に一回だから就活を精いっぱいやってみよう。ダメでもいい。ダメなら資格試験に集中できる」

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 【プロフィル】文美月(ぶん・みつき) 奈良県出身。44歳。日本国籍の在日コリアン3世。同志社大卒。結婚し勤め先を退職、2児を出産後の平成13年に自宅で起業。ヘアアクセサリーの製造・販売を手掛けるリトルムーンインターナショナル株式会社を創業した。現在、購入後に使われなくなったアクセサリーを提供してもらい、東南アジアの少女たちに寄贈する活動にも取り組む。

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