前立本尊を封印 善光寺で御還座式

 長野市の善光寺で1日、御開帳期間中に公開されていた秘仏である本尊の分身仏「前立本尊(まえだちほんぞん)」を宝庫に戻す御還座式(ごかんざしき)が行われた。

 御還座式では、同寺の一山(いっさん)住職が内々陣で法要を行った後、前立本尊を安置した厨子(ずし)を輿(こし)に乗せ、一山住職と白装束に身を包んだ関係者らによって、宝印(ほういん)「御印文(ごいんもん)」を乗せた輿とともに本堂から運び出された。宝庫に保管された前立本尊は、平成33年に行われる次回の御開帳まで封印される。

 行列を見守っていた長野市の小林花子さん(67)は「前立本尊を乗せた輿が目の前を通ってありがたい気持ちになった」と話した。

 回向柱と前立本尊をつないでいた善の綱はこの日、前立本尊から外されたが、回向柱は30日まで本堂前に設置したまま残し、その後、歴代の回向柱と一緒に境内に保管される。

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