日本の議論

PTAは必要か?…暗黙ルール「全員参加」の酷、「平日お掃除会」「ハンドベル」とは、高まる議論

 運動会など行事の支援や通学時の安全確保といった全員がかかわるべき部分に絞って、親のレクリエーションやボランティア活動と分ければ負担感が軽減される可能性はありそうだ。しかし、役員・委員は1、2年で交代するため、改革が先送りされる傾向がある。18年の教育基本法の改正で学校・家庭・地域住民の連携が盛り込まれたものの、PTA活動が主に母親の負担となっている状況は変わっていない。父親や地域の人々が参加しやすい仕組みづくりが求められている。(寺田理恵、池田美緒)

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