外販で社会貢献
外販へ向けた交渉は14年10月に開始。サンプル出荷もスタートし、電機のほか医療機器や建材、自動車などの関連企業へ売り込みをかけている。長期的な耐性テストなどが行われるため、実現まで一定期間は必要とみられるが、同社は外販により、自社だけでなく「社会での環境負荷低減」に貢献できるとしている。
ソープラスは、再生材の使用と難燃剤の少量添加により、高い環境性能を発揮。二酸化炭素の排出量をみると、輸送による排出増を考慮しても、石油からつくる樹脂と比べ約8割減らせる計算だ。
同社SORPLAS事業室の稲垣靖史室長は「樹脂のニーズはどんどん変わっていく。それに応えられるようにしていきたい」と、ソープラスを進化させていく考えを強調している。(高橋寛次)