イワシの丸干し食べたらじんましん 原因はヒスタミンによる食中毒だった

 和歌山県は29日、同県那智勝浦町の魚介類販売業者が製造した「うるめいわし丸干し」を食べた大阪府阪南市に住む70代の女性がじんましんを訴え、商品から食中毒の原因となる高濃度のヒスタミンが検出されたと発表した。女性はすでに回復しているという。新宮保健所は、同店を29日から3日間の営業停止処分とし、ヒスタミンが検出された商品と同時期に製造された64・9キロ分の回収を命じた。

 県食品・生活衛生課によると、女性は今月21日に奈良県大淀町のスーパーで同商品を購入。22日に食べた際、じんましんが出たという。大阪府の検査で、女性の食べ残しから100グラムあたり480ミリグラムと高濃度のヒスタミンを検出した。

 県も同店の出荷前の同一ロット製品を検査したところ、100グラムあたり285ミリグラムのヒスタミンを検出した。同課によると、ヒスタミンはマグロ類などの赤身魚に多く含まれるアミノ酸の一種から生成され、食品100グラムあたり100ミリグラム以上食べると頭痛やじんましんなどのアレルギー症状が出るという。