大腸がんの進行度は、がんが大腸の壁に入り込んでいる程度と、リンパ節や肝臓などほかの臓器の転移などから判断する。ステージIからIVまでの4段階ある。症状が出るのは、ステージII以降が多い。
今井さんは昨年の11月に病院で、検査を受けたところ、ステージIVの大腸がんだと診断されたという。切除手術を受けた後、抗がん剤治療を受けていると会見で明かしていた。
ほかの臓器への転移が見られるステージIVだと、同病院での5年生存率は、3割程度とされているが、転移の数が限られている場合などは、治癒する可能性はあるという。
転移する場合には、肝臓や肺が多い。大腸がんは進行が遅く、早期から転移が進むことはないため、上野医師は「早期に発見できればほとんどの場合、治癒できる」話す。