衝撃事件の核心

「ゲーム感覚だった」被告の女はうそぶいた…愛媛17歳集団暴行死、少年少女の異様な溜まり場で何が起きていたのか

【衝撃事件の核心】「ゲーム感覚だった」被告の女はうそぶいた…愛媛17歳集団暴行死、少年少女の異様な溜まり場で何が起きていたのか
【衝撃事件の核心】「ゲーム感覚だった」被告の女はうそぶいた…愛媛17歳集団暴行死、少年少女の異様な溜まり場で何が起きていたのか
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 暴力の連鎖を誰も止められなかった。愛媛県伊予市で昨年8月、松山市の無職、大野裕香さん=当時(17)=が集団暴行で死亡した事件。市営住宅の一室で長女や長男、出入りしていた少年らとともに暴行を加え、傷害致死や死体遺棄などの罪に問われた住人の無職の女(37)は松山地裁での裁判員裁判で、「ゲーム感覚、おもちゃ感覚だった」と暴行がエスカレートした理由を語った。密室でいったい何が起きていたのか。「唯一の成人である被告は少年たちの暴行を制止すべき立場にもかかわらず、一緒に暴行を加えるなど強く非難される」。地裁は女の責任を厳しく指摘し、懲役11年の判決を言い渡した。

20時間に及ぶ暴行

 「無抵抗の大野さんに対し、8人がかりでの一方的で執拗(しつよう)な暴行は20時間に及んだ」。5月12日にあった裁判員裁判の初公判。検察側は冒頭陳述で昨年8月13日夜から、大野さんが死亡した翌14日夕方まで続いた集団暴行を極めて悪質だと指摘した。

 女は自宅の一室で、大野さんの高校の同級生だった長女(18)=傷害致死罪などで起訴=や長男(17)=同=、次女(15)=少年院送致=、それに家に出入りする長男の友人の17~18歳の少年4人=同罪などで起訴=の計7人と共謀し、大野さんに暴行を繰り返したとされる。暴行は数カ月にわたり、長女が大野さんの頭部を金づちで殴って陥没骨折させた昨年7月12日以降、エスカレートしたという。

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