大阪都構想

批判渦巻く自民「兄弟とおるような」@共産街宣車…大阪府連、検証委設置検討

 大阪都構想の住民投票が反対多数となったことを受け、自民党大阪府連は25日、大阪市内で全体会議を開いた。出席した国会議員や地方議員からは、自民支持層の4割以上が賛成に回ったという出口調査結果を問題視する声が上がり、府連は今後、住民投票の戦いを総括する検証委員会の設置を検討する。

 出席者らによると、非公開の会議では、府連所属の国会議員が共産党の街宣車の上で「非常に気持ちがいい。何か兄弟と一緒におるような」などと演説し、菅義偉(すが・よしひで)官房長官が「個人的には全く理解できない」と発言したことなどに批判が続出。こうしたことが、支持者離れにつながった可能性があるとして、検証委を設置すべきとの声が上がったという。

 会議後、竹本直一会長は記者団に、11月実施が想定される府知事、大阪市長のダブル選を見据え、「(住民投票で)支持が半分ほどしかなかったことに厳しい認識を持たなければいけない」と述べた。

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