子供の歯列矯正 転院相談の56%が不適切 専門医「安易な治療に注意を」

 専門ではない歯科医院で治療を受けていた患者が半数以上を占め、治療の必要がないのに5歳で歯列矯正を始めたり、7年通院してもかみ合わせが治らなかったケースもあった。

 国民生活センターでも歯列矯正を含む18歳以下の歯科治療の相談件数は増加傾向。平成22年度は40件だったが、25年度は70件、26年度は80件に上った。契約に関するトラブルが大半を占め、10年以上受け口(上の前歯が下の前歯より奥にある状態)の治療を続けた結果、悪化したケースもあった。

 かむことの少ない現代の食生活を背景に、12~20歳未満の子供の4割以上が歯並びに問題があり、矯正治療を受ける子供が増えている。同医会の前田眞琴副会長は「専門知識や技術のある歯科医師かどうか確認してから治療を受けてほしい」と話している。

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