人身売買の末に死亡? マレーシアに数百遺体、ミャンマー抑圧民族「ロヒンギャ」の集団墓地か 

 【シンガポール=吉村英輝】マレーシアのザヒド内相は24日、同国北部で多数の遺体が地中に埋められているのが見つかったことを明らかにした。遺体は、人身売買組織に拘束された末に死亡したミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャらの可能性があり、当局が捜査している。ロイター通信などが伝えた。

 ザヒド氏は遺体の数に言及していないが、地元メディアによると、警察は北部プルリス州の2カ所にある計30の「集団墓地」で数百人分の遺体を見つけた。

 同州と隣接するタイ南部では、ミャンマーから脱出したロヒンギャを拘束・収容する人身売買組織の施設が摘発され、付近では衰弱死したロヒンギャの集団墓地も見つかっている。

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