茨城県営都市公園22カ所でドローン原則禁止

 小型無人機「ドローン」が落下する事故が全国で相次いでいることを受け、県は、県内に22カ所ある県営都市公園でドローンの飛行を原則として禁止する方針を決めた。

 県によると、現在は県営公園でドローンの飛行を禁止する条例はないが、都市公園条例で禁じている「都市公園の管理に支障がある行為」を拡大解釈して規制する。ドローンの飛行禁止は公園内に貼り紙などを掲示することで周知する。

 今後は県営公園でのドローンの飛行は、ドラマや雑誌の撮影など県のPRにつながる用途に限定され、事前申請した上で、来園者が少ない時間に限り職員が付き添うことで許可する。

 ドローンは4月22日、首相官邸の屋上で発見されたほか、今月に入って長野市の善光寺境内で墜落するなどトラブルが相次いでいる。このため、東京都をはじめ、全国の自治体で規制の動きが広がっている。

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