【ゆうゆうLife】「警察」扱いになった母の死 在宅の看取りどうする…「自然死」につなげるには(2/5ページ) - 産経ニュース

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「警察」扱いになった母の死 在宅の看取りどうする…「自然死」につなげるには

 母親は糖尿病の薬をもらいに月1回、車で20分の病院に通っていた。死亡の3日前も風邪で外来にかかったばかり。年齢が年齢だけに、訪問診療をしてくれる医師を探していたが、病院では対応してくれなかった。「そのうち探そう、と思っていたのが甘かった」(小池さん)

 後になって、自宅で死亡して警察扱いになるケースは珍しくないと知った。知人から「あそこも、ここもそうだったんだよ」と聞いたからだ。「在宅看取りが言われるが、訪問してくれる医師がいないとどうにもならない。母の死に方は悪くないと思わないでもないが、家族は後味が悪い。警察も忙しいのに、仕事が増えて大変だ。どうすればよかったのかと思うと複雑です」と、小池さんは話している。

自宅死の半数が異状死? かかりつけ医と「その時」相談を

 在宅看取りの指標として、よく参考にされるのが、「死亡場所の推移」。平成24年に自宅で亡くなったのは約16万人で全体の12・8%を占める。ただ、この人数には、警察扱いになった「異状死」も含まれる。

 東京都にある立川在宅ケアクリニック(立川市)の荘司輝昭医師は訪問診療のかたわら、多摩地区の警察医として年間400~500例の異状死の検案を行う。都会と地方で違いがあるかもしれないが、「自宅死の半数は異状死ではないか」と考えている。