「あべのハルカス美術館」開館1周年を記念して開催される特別展「昔も今も、こんぴらさん。~金刀比羅宮のたからもの~」(金刀比羅宮、産経新聞社など主催)の開会式と内覧会が21日、大阪市阿倍野区の同美術館で行われた。
香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮は、「こんぴらさん」の愛称で親しまれ、多くの美術品を所蔵。今回は、江戸中期を代表する画家、円(まる)山(やま)応(おう)挙(きょ)の描いた豪華な障壁画「遊虎図」(重要文化財)や、天才画家、伊藤若(じゃく)冲(ちゅう)の絢(けん)爛(らん)な「花丸図」など名品約120点が公開される。
開会式では、金刀比羅宮の琴(こと)陵(おか)容(やす)世(つぐ)宮司が「お宝がふるさとを出るのは平成20年のフランス・ギメ東洋美術館の展示以来のこと。ぜひ多くの人に見てもらいたい」とあいさつした。
22日から7月12日(6月29日、7月6日を除く月曜日休館)まで開かれる。