電子たばこ、発がん性物質とニコチン検出 厚労省が規制検討

 香りや味のする溶液を電気式の器具で加熱し、蒸気を吸う「電子たばこ」の安全性を議論する厚生労働省の専門委員会が21日開かれ、国内で流通する9銘柄中4銘柄で、高い濃度の発がん性物質が検出されたとする調査結果が研究班から示された。「ニコチンを含まない」として販売されている溶液の約半数で、実際はニコチンが含まれていたことも報告された。

 電子たばこをめぐっては、ニコチンを含まないとされる溶液に医薬品医療機器法(旧薬事法)上の国内での販売規制はない。厚労省は発がん性物質への対策を含め、規制のあり方を検討する。

 研究班は9銘柄の電子たばこで吸煙時に発生する物質を測定。このうち4銘柄で、発がん性物質「ホルムアルデヒド」が紙巻きたばこと同程度か、それ以上の値で検出された。値が小さい他の5銘柄を含め、リスク評価では「必ずしも健康被害が想定されるわけではない」としながらも「懸念あり」とした。