「エコー」「わかば」など、国産紙巻きたばこ6銘柄値上げへ

「エコー」や「わかば」などの旧3級品たばこ(安元雄太撮影)
「エコー」や「わかば」などの旧3級品たばこ(安元雄太撮影)

 日本たばこ産業(JT)は19日、紙巻きたばこの「エコー」や「わかば」など「旧3級品」と呼ばれる国産6銘柄を値上げする方向で検討に入った。旧3級品に設けられているたばこ税の軽減措置が来年4月以降、段階的に縮小・廃止され、増税になるため。増税分をそのまま価格に転嫁すれば、来年4月からの3年間で1箱当たり最大130円程度の値上げになる。

 値上げを検討する6銘柄は、エコー、わかばのほか「ゴールデンバット」「しんせい」「ウルマ」「バイオレット」。旧3級品のたばこ税は、一般品の「メビウス」の1箱当たり244・88円に対し、116・24円と半分程度に抑えられている。このため価格も安く、メビウスの430円に対し、代表銘柄のエコーで250円となっている。

 昨年の消費税増税後は低価格という特徴に人気が集まり、26年度の国内たばこ販売ランキングでわかばは6位、エコーも7位と、上位を占めた。ただ、政府・与党は、海外メーカーの軽減措置見直しを求める声に配慮し、27年度税制改正大綱に見直しを盛り込んだ。旧3級品のたばこ税の軽減措置は来年4月から段階的に縮小され、31年4月に一般品と同じになる。

 JTは年度内にも財務省に値上げを申請し、認可が得られれば、まず来年度分の値上げに踏み切りたい考えだ。