珍しい黄色のクリンソウ見頃 香美・矢田川フィッシングセンター

黄色のクリンソウを栽培する小林さん。将来はクリンソウ園を計画している=香美町村岡区
黄色のクリンソウを栽培する小林さん。将来はクリンソウ園を計画している=香美町村岡区

 香美町村岡区の矢田川フィッシングセンターで、珍しい黄色のクリンソウが見ごろを迎えている。一般的なクリンソウは赤や紫色の花で、オーナーで樹木医の小林正さん(79)は「黄色の品種を栽培しているのは但馬地方でここだけです」といい、将来的には同施設一帯を「クリンソウ園にしたい」と話している。今月末まで楽しめるという。

 クリンソウはサクラソウ科の北海道から本州、四国の谷間や山地の湿地などで自生する多年草。茎は50センチ~1メートルに育ち、日本で自生するサクラソウ科の植物では最大という。5~6月にかけて開花し、花全体が大きく、美しいことから山野草愛好家らに人気がある。

 名前は、花の輪が下から先端に向かって何段になることから、寺の塔の「九輪」に見えることが由来。また、花言葉が「幸福を重ねる」と縁起がいい。

 小林さんは、8年前に姫路市で開かれた山野草展で、珍しい黄色のクリンソウを見つけ、1本を購入。その1本を大切に育て、ようやく昨年から黄色の花をつけるまでになった。今年はプランターの約50本が5月の連休明けから順次、花を咲かせた。

 黄色のクリンソウ栽培に自信を深め、現在は来年からの本格的な販売に向けて、約150鉢を栽培している。

 小林さんは「九輪にちなんだ名前と花言葉も縁起がいいので、これからも珍しい黄色のクリンソウを増やしていきたい」と話している。

 クリンソウの見学は無料だが、事前予約が必要。問い合わせは矢田川フィッシングセンター(電)0796・94・0652。

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