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韓国でポッキーめぐる甘くない対決…グリコがロッテを提訴

 グリコ関係者は「さすがにこの箱の形状は似すぎている」と苦笑する。

日本発祥のポッキー、世界を席巻

 ポッキーはグリコが昭和41年に日本で発売した。当時は38年に発売したプリッツが大ブームを巻き起こしており、「プリッツにチョコレートをかけてみてはどうか」というアイデアから誕生した。チョコレートといえば「板チョコ」が一般的だった時代に、その斬新さは国内で注目を集めた。

 その後、ラインアップの拡充などもあってポッキーは日本でロングセラー商品に成長した。43年から輸出を始め、順次海外生産も拡大していった。現在では約30カ国で販売、昨年1年間の売上高は前年比約8%増の3億8千万ドルだった。

 東京五輪が開催される平成32年には売上高を10億ドルに引き上げる計画で、江崎勝久社長は「ポッキーを世界ブランドにする」と意気込みを語る。

 こうした世界戦略の一環として、グリコは韓国にも23年には製菓の合弁会社を設立し、市場調査などを実施したうえで、昨年にポッキーの販売を始めた。

事情の違う韓国

 ところが、韓国では事情が違っていた。

 韓国ロッテグループがポッキーの日本発売から遅れること17年、1983年(昭和58年)に同様の棒状チョコレート菓子、ペペロを発売し、今や国民的お菓子として不動の人気を誇っている。元祖ともいえるポッキーが後塵を拝する事態に陥っている。

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