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子孫繁栄、しゃべりも過激 蘭越の町おこしに立ち上がったシャケ武士

【北海道検索中】子孫繁栄、しゃべりも過激 蘭越の町おこしに立ち上がったシャケ武士
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 蘭越(らんこし)町は、雄大なニセコ連峰に抱かれた町で、札幌からも、函館からも列車で約3時間のところにある。北海道内でもブランドの「らんこし米」で知られているものの、最近はどこもそうだが町に元気がない。そこで、一念発起、立ち上がったキャラクターがいる。

 蘭越町を盛り上げるため1年前に勝手に誕生した、ゆるキャラの「シャケ武士」だ。

 蘭越町には目名(めな)川が流れていて、サクラマスの回帰率が日本一。これがシャケ武士の由来だ。「知られざる日本一かも」と生みの親の清水達仁さん(24)が熱く語る。

 「蘭越町を盛り上げたい。自分の町が廃れていっている。今いる子供たちが、蘭越町に戻ってくる魅力ある町にしたい」

 大学時代、清水さんは、経済学部で町づくりについて勉強をした。「これだけ大学で、町づくりのことを勉強してきたのに、関係ないところに就職するというのは、何か違うよな」と、思い続けていた。「自分には何ができるのか」とまじめに問い続けてきた。

 「蘭越には、自然、温泉、食材、景色、山と海がある。町民も気付いていないが、よい物が近くに一杯ある」

 シャケ武士の着ぐるみ製作には3カ月かかった。すべて清水さんの手作り。組み立て式で、製作費は1万円。こうした「かぶり物」は中が暑くなって、長時間かぶり続けるのは無理。たとえ北海道でもそれは同じで、内部に扇風機を組み込んで熱を逃している。

 「お金がないぶん、時間と技術で補った。声も通りやすいように、改良していった。うまくはいったが、視界が狭い」

 今では道内でもそこそこ知られるようになり、グッズを販売するまでになった。ネットでも次第に認知度も上がり、各地から呼ばれることも多くなった。

 「本州の人から、蘭越町に行きたいというメッセージをもらったりする」という。

 シャケ武士のかぶっている笠(かさ)には「子孫繁栄」の文字が書かれている。