朝鮮総連トップ次男逮捕

金正日氏が許議長にマツタケ利権独占密約、朝銀破綻駆け込み「120億円」貸与の見返り

 北朝鮮産マツタケの不正輸入事件に絡み、朝銀信用組合の破綻時に北朝鮮に駆け込みで巨費を貸与した見返りとしてマツタケ利権を独占する密約を、金正日(キム・ジョンイル)総書記と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長が交わしていた疑いが強いことが13日、関係者への取材で分かった。強制捜査された傘下企業がマツタケ利権を一括管理し、逮捕された宗萬氏次男らが采配していたという。宗萬氏が持つ債権は「120億円」との証言もある。朝鮮総連が返済すべき資金をマツタケ利権に変えたことになる。

 中央本部転売問題でも、この債権を盾に出資を引き出したとの見方もあり、今回の捜査が、解明が困難だった朝鮮総連の裏資金の流れに迫る可能性がある。

 公安関係者が複数の朝鮮総連幹部から得た証言によると、宗萬氏は1990年代の巨額送金について「貸し付け」として借用書作成を金総書記に願い出て2000年代初頭までに2回、秘密資金を管理する朝鮮労働党39号室の下、契約書が作られたという。

 「後で(破綻の)責任を本国に追及されるのを恐れ、証文を取った」(朝鮮総連関係者)とされる。