サッカー

日本協会、千葉・幕張に代表の練習拠点整備へ 首都圏初、建設費40億円 

 日本サッカー協会(JFA)は14日、東京都内で理事会を開き、日本代表の練習拠点を千葉市の幕張海浜公園内に整備する方針を承認した。最低でも約40億円の建設費を見込み、各年代、女子、フットサルなどの代表も活動する首都圏初の拠点となる。

 「JFAナショナルフットボールセンター(仮称)」として、ピッチは少なくても天然芝2面、人工芝1面のほか、フットサル、ビーチサッカーなどのコートも整備した一大拠点にする予定。協会では2018年の完成を目指し、今後は地質などの環境調査を進める。

 協会では昨年3月の理事会で拠点整備の方針を決定。海外で活動する選手への負担を考え、羽田、成田の両空港から近い地域で、候補地を探していた。千葉県から幕張海浜公園内の土地を借り受けたうえで、ピッチや建物などの環境は協会が自費で整備する計画。 指導者、審判の育成や研修も行い、協会の強化担当スタッフらが常駐する。東京電力福島第1原発事故の対応拠点となっている福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」は、18年にも再開する見込み。協会の原博実専務理事は「うまくすみわけしたい」と話した。

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