〝渋滞日本一〟解消へ! 阪高湾岸線の西部延伸が現実味

 特に神戸線上りの月見山(須磨区)付近から深江(東灘区)にかけての約18キロの渋滞はデータ上も「日本一」と証明されている。1キロ当たりの渋滞時間に経済価値を掛け合わせた24年度の渋滞損失額は1・23億円。首都高速の都心環状線・渋谷線などを上回った。

 このため阪高会社は、六甲アイランド北から名谷JCTまで西へ約21キロ延伸する区間が道路ネットワークに与える影響の調査・分析を今年度実施することになった。計画では、延伸部は高架の片側3車線。出入り口は六甲アイランドとポートアイランド(中央区)、和田岬(兵庫区)-駒ヶ林南(長田区)間に東西両方向に設置される。

 延伸計画はもともと、元年に旧建設省が兵庫県と神戸市に原案を提示。しかし、事業化に必要な県の都市計画決定が下りたのは20年後の21年3月。その後も計画は進展してない。神戸市の負担が千億円程度に上る可能性があり、地元調整が進まなかったのが主因。だが、国交省が27年度予算に国直轄事業となる阪神高速淀川左岸線延伸部の関連費用を計上。阪高会社は淀川左岸線、湾岸線の調査を実施することにした。

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