シャープ1億円減資やめた 批判受け「5億円」に

 経営再建中のシャープが資本金を1億円に減らす計画を、5億円に変更することが13日分かった。1億円に減らして「中小企業」とし、税優遇を受けるための奇策だったが、批判を考慮したとみられる。約1200億円の資本を大幅に取り崩し、累積損失の穴埋めする方針は変更しない。

 資本金が1億円以下の企業は、法人税の軽減税率が適用され、外形標準課税の対象外となるなど、税制上の優遇が受けられる。中小企業の優遇措置を活用するシャープの再建策をめぐっては12日、宮沢洋一経済産業相が閣議後の記者会見で「若干、企業再生としては違和感がある」と発言していた。資本金が5億円以上になれば「大企業」とみなされ、こうした優遇は受けられない。