世界遺産「勧告」

韓国主張に地元「そんなに先祖大事なら、花でも手向ければよかばってん…そんな行為は見ませんけど」

現場の感覚は?

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)は5月4日、軍艦島など産業革命遺産について世界文化遺産に登録するよう勧告した。

 これまでイコモスが勧告した施設で、登録されなかった事例はない。

 また、登録の可否を正式決定する世界遺産委員会の21カ国は、インドやマレーシアなど、どちらかといえば親日的な国が並ぶ。

 唯一の例外は韓国だろうか。委員国でもある韓国政府は軍艦島を含む7施設について「朝鮮人労働者が苦しんだ歴史を持つ」(韓国外交部の魯光鎰=ノ・グァンイル=報道官)と主張する。韓国のマスメディアも「韓国政府は『強制徴用された場所が含まれている』と反発、新たな歴史認識論争に発展している」(朝鮮日報日本語版サイトより)などと報じた。

 これに対し、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は8日午前の会見で「専門家機関(イコモス)が、1850年から1910年の間の産業遺産として普遍的な価値に着目し、遺産にふさわしいと認めて勧告したのだから政治的主張を持ち込むべきではない」と反論した。

 この歴史認識論争は、現場ではどうだろうか。

 軍艦島のガイドの1人によれば韓国人の姿はほとんど見ないという。このガイドは「彼らの主張は理不尽ですよ。韓国は当時の国際情勢の中で日本に(合法的に)併合された。炭鉱では日本人も台湾人も、ともに働いた。韓国だけがなぜ文句を言うんでしょうか」と語った。