総連トップ次男逮捕

「密使役」「金庫番」… 資金運用、送金の重責担う?

【総連トップ次男逮捕】「密使役」「金庫番」… 資金運用、送金の重責担う?
【総連トップ次男逮捕】「密使役」「金庫番」… 資金運用、送金の重責担う?
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 北朝鮮産のマツタケを中国産と偽り不正輸入したとして、外為法違反容疑で逮捕された許政道(ホ・ジョンド)容疑者(50)。父で在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)議長の許宗萬(ホ・ジョンマン)氏に代わって日朝間を往来し、金正恩(キム・ジョンウン)政権との間をつなぐ「密使役」を果たしていたとされる一方、朝鮮総連傘下の企業経営に関わり、資金管理などの重責を担っていたとの見方も出ている。

 東京都足立区にある政道容疑者の関係先のマンションには午前6時40分ごろ、段ボールなどを持った捜査員ら十数人が次々に到着。玄関が開くと、足早に室内へ入っていった。

 約30分後、政道容疑者が数人の捜査員に伴われて姿を現し、マンション近くに横付けされたワゴン車へ乗り込んでいった。

 報道陣から「政道さん、マツタケの不正輸入は事実ですか」などと声を掛けられると、「冤罪(えんざい)。冤罪だ」と強い口調で返答。黒の上下で、野球帽を目深にかぶり、顔にはマスクを付けていたため、表情はうかがえなかった。

 「情報が乏しく、動向がはっきりしなかった」。不正輸入事件をめぐり、存在がにわかにクローズアップされた政道容疑者。その人物像について、公安関係者は「朝鮮総連内部での存在感は薄いようにも感じた」と指摘する。