難民は「割り当て制」 欧州委の提案に英国は不参加表明

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)欧州委員会は13日、新たな難民・移民対策案を発表した。難民受け入れを加盟国に割り当てることが柱。地中海を渡る難民・移民が南欧に集中する現状を踏まえ、加盟国間で負担を公正に分かち合うことが狙い。だが、加盟国からはすでに反発が上がっており、実現に向けて曲折は必至だ。

 DPA通信などによると、対策では経済や人口規模、難民受け入れの実績を踏まえ、各加盟国が引き受ける難民らの数を決定。地中海で救助されてイタリアなどEU域内に到着した難民は、割り当てに従って別の加盟国に移送される。

 また、EU域外で暮らすシリア内戦などの難民も一定程度引き受け、EU域内へ「再定住」させる。

 EUでは難民など移住希望者が域内で最初に到達した国が、その申請や収容を引き受けることが原則。だがイタリアなどの収容能力は限界に達し、あふれた難民がドイツなどに向かって受け入れが一部加盟国に偏るといった、現行制度の問題が指摘されていた。

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