ビジネスの裏側

広がるコワーキングスペース…一人の自由さとみんなの便利さ両立する最新仕事場事情

 運営する「EC studio(イーシー・スタジオ)スペース」の大崎弘子社長は「コミュニケーションが好きな大阪の風土に合う」と説明する。

シリコンバレーのように…

 オオサカンスペースは、肝っ玉母さん然とした大崎社長が中心となって運営している。

 大崎社長は18年、ITベンチャー「ChatWork(チャットワーク、大阪府吹田市)」にアルバイトとして入社。すると、誰とでもすぐに打ち解ける人柄と持ち前のバイタリティーですぐに会社幹部の信頼を得て、広報や社長秘書などの仕事を任されてきた。

 コワーキングスペースの立ち上げは、チャットワークの山本敏行社長の秘書をしていた23年、北海道でオープン直前のコワーキングスペースを見学したのがきっかけだった。過去に米シリコンバレーを視察した際に、カフェで知らない人同士が普通に話したり、議論している光景をみたことがあり、「自分がコワーキングスペースを運営したらあんな風に…」とイメージが浮かんだのだ。

 「多様化する働き方を応援する場を作りたい」とコワーキングスペースの開設を提案すると、山本社長は子会社を設立して運営することを即決。発案者の大崎さんを運営会社の社長に据えた。

新ビジネス続々

 一人の自由を失うことなく、同じスペースで一緒に働くことで、規模の大きい案件や専門外の知識が必要な案件を受注できたり、自分では思いつかないアイデアから予想外のサービスが誕生したりという効果があるという。