撮影前に演じる役のモデルであり、著者の坪田信貴氏に直接会って、役作りの参考にした。
「坪田先生は、よく『ありがとうございます』とおっしゃる方で、会話の中で僕のことを褒めてくださるんです。話しているうちに、自然と距離が縮まっていきました」
生徒と接する際の秘訣を伝授してもらった。
「塾の生徒と話す時は、相手の目をよく見ること、そして、抱きしめるような気持ちで接していらっしゃるそうです。『これ、0点だったよ。もっと頑張らなくっちゃいけないよ』と生徒に言うにしても、伝わり方は変わりますよね」
出演者でありながら完成した映画を見て、感動して泣いた。
「さやかちゃんのまっすぐさが伝わってきたんです。僕自身もこの作品に出合えて、人生がちょっとだけ変われたような気がします」
自分も頑張ろうと勇気がもらえる作品だ。