埼玉県、リンゴ病流行警報発令 手洗いやマスクの徹底を

 「リンゴ病」とも呼ばれる伝染性紅斑の患者数が前年の10倍以上のペースで増加しており、県は8日、伝染性紅斑の流行警報を発令し、手洗いや「せきエチケット」の徹底による予防と早めの医療機関受診を呼びかけている。

 県疾病対策課によると、伝染性紅斑の患者は4月27日~5月3日に県内144カ所の医療機関で295人に及び、前年同期の23人を大幅に上回った。伝染性紅斑は周期的に流行する病気で、前回流行した23年と同様の増加傾向という。

 伝染性紅斑は患者のせきやくしゃみなどを吸い込んだり、ウイルスがついた手で口や鼻の粘膜に触れることで感染し、風邪のような症状が出た後に、頬に赤い発疹ができる。10歳未満の子供がかかることが多く、妊娠中に感染した場合、まれに胎児の異常や流産する可能性がある。

 予防接種も特別な治療法もないため、感染拡大を防ぐには手洗いや、せきやくしゃみが出るときはマスクをするといった「せきエチケット」を守ることが大切。同課は「早めの対処が早い回復につながる。体調が悪くなったら、すぐに医療機関を受診してほしい」と話している。

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