戦後70年

大阪・ミナミ厳戒 不発弾処理はじまる 2200人避難、南海もストップ

【戦後70年】大阪・ミナミ厳戒 不発弾処理はじまる 2200人避難、南海もストップ
【戦後70年】大阪・ミナミ厳戒 不発弾処理はじまる 2200人避難、南海もストップ
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 大阪市浪速区で見つかった不発弾の処理が9日午前、始まった。陸上自衛隊の不発弾処理隊が信管を抜き、正午ごろまでに処理を終える予定。

 「開始せよ」。午前7時55分、大阪市浪速区役所内の会議室に設置された対策本部。市職員ら関係者約100人が見守る中、陸上自衛隊の不発処理隊長が、処理現場とつながった臨時電話で、現場に作業の開始を命じた。

 開始に先立ち、市は付近の約1600世帯、約2200人に避難を要請。立ち入り禁止は、南海電鉄難波駅南側の商業施設「なんばパークス」を含む、現場の周囲300メートルで、交通規制も行われている。

 作業中、南海電鉄本線難波-住ノ江間と、高野線難波-堺東間が運休し、難波と関西空港を結ぶ特急ラピート、和歌山を結ぶ特急サザンも運休。

 不発弾は3月16日、日本橋西1丁目のマンション新築工事現場で見つかり、陸自が耐火シートで保護していた。重さ約1トンの米国製で、第二次大戦の空襲で米軍が投下したとみられる。

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